自転車ポータルサイト CyclingJapan様

JCA(日本サイクリング協会)様が会員向けに展開する情報誌「CYCLING JAPAN」のWeb版として、電子版「CYCLING JAPAN」をNetCommons で構築させて頂きました。

電子版「CYCLING JAPAN」
http://www.cyclingjapan.org/

画面イメージ

サイトの説明

電子版「CYCLING JAPAN」は、サイクリング、イベント、ツアー、環境、健康、交通安全などをテーマに、自転車にまつわる情報をヘッドライン形式のNEWS仕立てで表現し、一目で「今」のサイクリング事情が把握できる構造となっています。

NetCommons の様々な機能をうまく使って頂き、足りないところはアドオンモジュールで補足する、という形でお使い頂いています。
上述した記事の構造化などは、NetCommons を使うことで、見やすく、管理しやすく構築できたのではないかと思います。

電子版「CYCLING JAPAN」では、これからサイクリングや大会の情報を盛りだくさんに掲載して行くとのことです。楽しみですね。(^^)
また、自転車の保険(JCA自転車総合保険)についての情報も充実して行くそうですので、自転車ファンの皆様の参考になればうれしいです。

事例紹介

以下、NPO法人コモンズネットのメールマガジン 2013/2/26 第49号に事例紹介記事として掲載して頂いたものを転載致します。

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┃[今月の事例]
┃ 公式サイト掲示板・事例・告知(事例集)より
┃ 電子版「CYCLING JAPAN」 
┃ http://www.cyclingjapan.org/
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● 回答:株式会社オープンソース・ワークショップ 代表取締役 永原 篤様 ●

■1.貴団体の自己紹介をお願いします。

株式会社オープンソース・ワークショップ( https://old.opensource-workshop.jp/ )は企業や組織のホームページやホームページを使った情報共有サイトの構築を得意とする会社です。
NetCommonsはバージョン1のころから使わせて頂き、NetCommons公式マニュアルの執筆に参加させて頂いたり、最近ではGitHubを使用したNetCommons2の開発にも参加させて頂いています。

■2.事例(http://www.cyclingjapan.org/)について。
  顧客様は他のCMSも検討されましたか。 最終的にネットコモンズを選ばれた決め手は何でしょうか。

弊社がNetCommonsをお勧めしたのですが、最終的に決定されたお客様の声を頂きたいと思います。
「CYCLING JAPAN」の運営を行う株式会社サイクリックの外園様にコメントを頂きました。

【外園様のコメント】
現在、多くのCMSが存在し、オープンソースのもので使いやすいものもありますが、

弊社の今回のサイト立ち上げの目的である、”サイクリングに関する情報ポータルサイト”を構築していくうえで、発展性に対応しているかどうか?
サポート体制は充実しているか?
運営サイトの規模に応じた、費用感であるかどうか?

の判断材料をもとに、使用させていただくことに決めました。

■3.サイト制作の際、顧客様が強く希望されたところはどのようなことでしょうか。
  それはどのような形で実現されましたか。

いくつかご要望されました。

○ デザインの反映
> テンプレートやスタイルシートのカスタマイズで実現しています。

○ 記事の作りやすさ
> ページ作成も含めて、NetCommonsの標準機能でご使用頂いています。

○ 会員データベースとの接続や統合などの拡張性
> アドオンモジュール開発などで実現しています。

○ 分業
> 権限管理をしっかりできるので、ページ(ルーム)単位で記事の作成者を指定するなどで実現しています。

■4.ニュース一覧は写真と記事を一緒にUPできるようカスタマイズされてて見やすくなっています。
  こちらは新着情報でしょうか。このカスタマイズのポイントとその理由を教えて下さい。
  また他の部分のカスタマイズの工夫についてもお聞かせください。

ニュース一覧は新着情報ではなく、新規で開発したアドオンモジュールです。
ニュースページ自体は汎用データベースのテンプレートをカスタマイズしたもので作成されています。ニュース一覧はその汎用データベースを写真付きで一覧表示するアドオンモジュールです。

このようなアドオンモジュールの作り方は、弊社の永原が講師をさせて頂いている、「NetCommonsモジュールカスタマイズ講座」で覚えて頂く事が出来ます。
http://www.commonsnet.org/event/seminar-develop/

■ 5.同様のサイトをネットコモンズ以外で作った場合に比べ、費用対効果はいかがでしょうか。

どのソフトウェアと比べるとか、実際に指定するのは何なので、検討ポイントを記載します。
まず、開発費用のことを考えると、一から作ることはあり得ません。
次に、ベンダーロックインを回避するためにオープンソースを選択します。
デザインの組み込みやアドオン機能の作り込みは、どのソフトウェアでもそれぞれ利点があるので、そんなに違いはありません。
では、オープンソースのどのソフトウェアを選択するかですが、私は以下の観点からNetCommonsを選択しています。

○ 安心して運用が可能である。

1例を出すと、NetCommonsでは、画像やファイルをアップロードしても、サーバ上のファイル名は数字に置き換えられます。これは、文字コードの問題を回避し、データのバックアップやリストアが必要な際に、トラブルを軽減します。
このケースのように、安全に運用できることが分かっているから、運用にかかる費用が軽減できます。
このように、システムを継続して使う。トラブルなどにも調査や復旧しやすい。という観点で、NetCommonsはその事業
に対しての費用対効果を生むと考えています。

■ 6.会員登録ページがありますが、グループスペースを活用されていますか。
   また(活用されている場合)どのように使っていますか。

まだ使われていないんです。
グループスペースは現在、もともとお持ちだったシステムを使われています。
今後はNetCommonsの機能を活用して行こうという計画はあります。

■ 7.顧客様の使用されての感想はいかがでしょうか。
   また特に喜ばれたところはどのようなところですか。

ここも、お客様にコメント頂きました。

【外園様のコメント】
サイトを運営し、1ヶ月が過ぎますが、直感的に使用できる部分が多く、サイトの運営における作業量は大幅に低減したと感じております。
また、専門知識が無いスタッフも運営管理できることと、権限管理によるサイト運営のコンテンツごとの分業が実現したことで、社内での分業体制も進み、サイトの発展をするうえでの準備ができていると感じています。
NetCommons を使用させていただいたことで、体制が整い、今後、更なる、一般のユーザーの方に楽しんでもらえる、コンテンツやサービスを準備中でございます。

制作者の立場から構築、カスタマイズのポイントについて詳しくご紹介いただくとともに、顧客様から直接、要望や決め手、満足されたポイントについてもコメント頂き、大変読み応えのあるインタビューとなりました。
永原様、ありがとうございました。